私の妹はいつでも両親のお気に入りの子でした。彼女が欲しがるものはいつでも何でも与えられています。
両親は、彼女を喜ばせるためならあらゆる手を尽くすほど可愛がります。
妹なら誕生日も盛大に祝いますが、私のことに関してはほぼ忘れられることが多く、妹に手もお金もかけすぎるためいつも破産寸前でした。
今年は、自分で自分の誕生日パーティーを楽しいものに作り上げようと、ベビーシッターや芝刈りなどのアルバイトでお小遣いを稼いでいました。
私は誕生日の翌日に、誕生日パーティーの開催を予定していました。
数週間にわたり計画を立て、仲の良い友達は全員呼びました。
食事やお菓子、飲み物もすべて用意し、特にオーダーメイドで注文したケーキは特別楽しみにしていました。
すべて完璧にそろったと思っていた誕生日前日、冷蔵庫に入れていた誕生日ケーキが部分的に欠けているのを見つけました。
父に聞いてみると、彼は肩をすくめながらも
「妹が泣いて欲しがったから、一片だけあげたんだ。小さいから誰も気づかないよ」
と平然と私に言ってきました。
私はそんな父に
「なんでパパが買ったわけでもないものを勝手に妹にあげるの！明日までくらい待たせることもできたでしょ！」
と怒鳴りつけました。
自分で準備したパーティーなのに、妹を庇い私を叱る父親
私の怒りに対し、
「バカみたいなパーティーを親に頼み事もせずに自分で計画しただけで大人になったと思うなよ」
と逆ギレした父に暴言まで吐かれました。
今更パーティー会場を変えることもできず、父親に傷つけられてパーティーを開く気も失せてしまった私は、結局パーティーの開催を中止することにしました。
1人の友達には、パーティー丸ごとを中止にしてしまうなんて大げさだよ、悔しいけど歯を食いしばってやり過ごせば良かったのに…と言われました。
どうしても許すことができなかった私は心が狭すぎるのでしょうか？
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